月の未明

『歌うように流れ落ちていく。温水を湯船に張る間、 ずっと湯の歌に聞き入るのは、空気が凍りつきそう だから。冬場、洗面台の傍に座り込み、しんしんと 冷える水回りで一所懸命に待ってしまう。いつか窓 ガラスの曇りが融けて光が柔らかく微笑むのを。』 （後略／「耳に緩む水」より） 2020/10/15七月堂より刊行予定。 1500円+税（1650円）。送料180円。合計1830円。 原島里枝の第三詩集「耳に緩む水」全33篇収録。 内容は画像のサンプルをご覧ください。 A5版／ソフトカバー（トレペカバー）／96P／帯付 発送はスマートレターを予定しています。 サインなどをご希望の方はツイッターのDMあるいはこちらのメッセージにて承ります。 発送は10/20以降となっております。ご注意ください。 詳細についてのお問合せはお気軽にメッセージください。